今回は、フルーツフルイングリッシュでの英作文添削結果を題材にしていきたいと思います。
私の英作文と添削結果を比較して、改善点を振り返っていくので皆さんの英語学習の参考にしていただければと思います。
今回英作の対象とした和文は次の通りです。この和文を細かく区切って結果を振り返っていきます。
①卒業後、調子はどう?
②ヤフーグループ(Yahoo Group)のメッセージを読むかぎり、みんな良い方向に変化しているようだね。
③何人かは休みに旅行してるようだし。うらやましい。
④来週は東京に行きます。パーティーに参加したいです。
⑤ヤフーグループ(the Yahoo Group)で詳細を教えてください。
⑥来週、みんなに会えますように。
英作文添削結果
では、ここからどんな添削を受けたのかを細かく見ていきたいと思います。
皆さんの知らない表現や文法などがあれば、是非参考にしてみて下さい。
和文①
卒業後、調子はどう?
How are you doing after graduation?
How has everything been after graduation?
はい、これは簡単な英文なので、特に注意された点はありませんでした。添削結果も修正ではなく、単に他の表現の紹介ということでした。
私の英文が現在進行形で「まさに現在」を尋ねているのに対して、添削結果は現在完了進行形を使っているため、「卒業してから今に至るまで」を訪ねているという微妙なニュアンスの違いはありますが、どちらでもOKといったところですね。
その他としては、
How’s everything going?
How’s life?
などでも良さそうです。(after graduationは省略しています)
和文②
ヤフーグループ(Yahoo Group)のメッセージを読むかぎり、みんな良い方向に変化しているようだね。
As far as I know from Yahoo Group messages, everyone is changing for the better.
From what I know from Yahoo Group messages, things have been getting better for everyone.
“as far as ~” = 「~の範囲では」を使って前半部分を表現してみました。これは問題なく、添削結果は代替表現ということでした。”what I know from ~” = 「~から分かること」を意味しており、その冒頭にfromをつけているので、「ヤフーグループのメッセージから分かることとしては」といったニュアンスですね。
一方で、後半は”change for the better” = 「良い方向に変わる」という表現を使いました。一見すると全く問題なさそうですが、この表現は「もともとが悪い状態だった」ということを含意しているため、この文脈にはふさわしくないという指摘をいただきました。その結果、シンプルに”get better”という表現に修正されていました。
和文③
何人かは休みに旅行してるようだし。うらやましい。
Some of them seem to take a trip during vacation. I envy them.
Some of them seem to have taken a trip during vacation. How I wish I could do the same thing too.
「~のようだ」はseemを使って表現しています。問題はその後の動詞の時制です。
私は現在形でtakeを使いましたが、現在形は習慣的に行なっている行為を意味するため、vacationの時に毎回旅行に行っているように見えてしまうという指摘を受けました。「(これまでの休暇のどこかで)旅行に行った」ということを表したければ、”have taken”としておくのが正解です。
ちなみに、ここの”have taken”は現在完了とは関係がありません。”seem to do” = 「doしているように見える」を意味しますが、これを過去形にして「doしたように見える」を表現する場合には、do ⇒ have doneと変換するという文法規則があります。見た目は現在完了なので、混同しないようにしたいですね。
和文④
来週は東京に行きます。パーティーに参加したいです。
I’ll go to Tokyo next week. I’d like to take part in the party.
I’ll go to Tokyo next week. I’d like to attend the party.
ここは修正点は特にありませんでした。
前半は「東京に行く」という意志を明確に示しているので、willを使っておけば間違いないですね。言い換えとしては、”go to”の代わりに”head to”(~へ向かう)を使ってもよさそうです。
後半は”take part in”と”attend”のどちらでも大丈夫とのことでした。他には”join”や”participate in”なども使えそうです。
ちなみに、「~したい」はもちろん”want to”でもOKです。”would like to”の方が”want to”に比べて若干控えめな表現で、ビジネス等では”want to”より好んで使われます。
和文⑤
ヤフーグループ(the Yahoo Group)で詳細を教えてください。
Please send the details to the Yahoo Group.
Please send the details to the Yahoo Group.
「詳細を教えてください」というところを直訳せず、「詳細を送ってください」という形で”send”を使って英訳してみました。ここに関しては、特に指摘はなく、英文全体でも修正はありませんでした。
「教えてください」をそのまま活かすとすれば、”Please let me know ~”(直訳は「知らせてください」)あたりを使って見るのがよさそうです。ちなみに、”teach”は「技術や知識などをしっかり教える」といったニュアンスで、単純な情報伝達には使わないので、今回の文脈には適さないですね。
あと、豆知識としては、「詳細」の”detail”は可算名詞で、一般的に複数形で使われることが多いですね。一口に詳細と言っても、内容はいろいろあるので、複数形になるのでしょう。
和文⑥
来週、みんなに会えますように。
I hope I can see you next week.
I hope I can see all of you next week.
「会えますように」という願望はシンプルに”hope”を使えばOKですね。私は”I hope (that) I can see ~”のようにしましたが、”Hope to see you again.”(また会えるのを楽しみにしてます)などの表現に見られるように、”hope to”という形を使えば、さらに簡潔でしたね。
私は”you”を「あなたたち」という複数のつもりで書いたのですが、1人にも思えてしまうため”all of you”の方がいいよということで修正が入りました。
今回は以上です!!
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