今回は、フルーツフルイングリッシュでの英作文添削結果を題材にしていきたいと思います。
私の英作文と添削結果を比較して、改善点を振り返っていくので皆さんの英語学習の参考にしていただければと思います。
①Amtrakをご利用いただきましてありがとうございます。
②お役に立てることを楽しみにしております。
③控えとしてこのページを保存もしくは印刷してください。
④この確認ページは切符としてはご利用いただけません。
⑤切符はご乗車前に受け取る必要があります。
⑥発券方法は下記を参照下さい。
英作文添削結果
では、ここからどんな添削を受けたのかを細かく見ていきたいと思います。
皆さんの知らない表現や文法などがあれば、是非参考にしてみて下さい。
和文①
Amtrakをご利用いただきましてありがとうございます。
Thank you for choosing Amtrack.
Thank you for choosing Amtrack.
「ご利用いただきまして」はもちろん直訳で”using”を使っても大丈夫です。
ただ、「私たちを選んでくれてありがとう」というニュアンスで、”choosing”を使うこともとても多いので、今回はそちらを使ってみました。
もちろんネイティブ添削でも指摘は入りませんでした。
和文②
お役に立てることを楽しみにしております。
We’re glad to serve you.
We are happy to be able to provide you with our service.
この文脈での「お役に立てる」は「顧客に対して奉仕・サービスする」という意味で、動詞の”serve”を使うのが最も端的だと思います。添削結果では、代替表現として”provide you with our service”を紹介してくれました。
「doすることを楽しみにする」を意味する典型的な表現は”look forward to doing”なので、もちろんこの表現を使ってもOKです。ただ、今回は”glad to do”(doすることを嬉しく思う)を使ってみました。添削結果の”happy to do”も全く同じ意味です。他にも”be pleased to do / be delighted to do”や”It’s our pleasure to do”などでもよさそうですね。
ちなみに、主語が”We”になっているのは、「会社のメンバー全員」を代弁して述べているからです。
和文③
控えとしてこのページを保存もしくは印刷してください。
Please save or print out this page for your record.
Please save or print out this page for your record.
「控え」が少し表現しづらいと感じるかもしれませんが、単純に”record”で大丈夫です。「あなたの記録として」というニュアンスですね。また、「控え」を「後から手元で確認するもの」と解釈すれば”reference”、「原本のコピー」と解釈すれば”copy”といった表現も可能です。
和文④
この確認ページは切符としてはご利用いただけません。
This confirmation page doesn’t serve as a ticket.
This confirmation page won’t be recognized as a ticket.
ここでも動詞の”serve”を使っています。他動詞として使えば「~の役に立つ、~のために働く」といった意味になりますが、自動詞として使う場合には「役目を果たす」と言った意味を持ちます。ですので、今回の英文を直訳すると「切符として役割を果たす」となり、意味合いとしては「切符として利用する」ということになります。
添削結果は代替表現として”recognize”を使っています。”be recognized as ~”は「~として認識される」という意味です。従って、「切符として認識されない」=「切符として利用できない」ということになります。
和文⑤
切符はご乗車前に受け取る必要があります。
You have to receive your ticket before boarding a train.
You have to obtain your ticket before boarding the train.
「受け取る」は直訳すると、”receive”です。もちろんこれでもいいのですが、少し受動的なニュアンスになってしまうので、添削結果を見て「入手する」を意味する”obtain”の方がベターだなと思いました。
また、trainの前の冠詞は”the”でないとダメですね。”a”だと「不特定の電車」ということになってしまいますが、ここで対象とするべき電車は、不特定ではなく、これから乗車する電車のことなので特定されています。そのような場面では”the”を使うべきでした。
ちなみに、”you”を主語にしてももちろん間違いではないのですが、お客様に対して露骨に「~しなければなりません」と訴える感じになってしまうので、もう少しオブラートに言うのであれば、”A ticket must be obtained before boarding the train.”のように受動態で書くのもありです。
和文⑥
発券方法は下記を参照下さい。
Please refer to the following explanation to issue your ticket.
Please refer to the following explanation to obtain your ticket.
「発券」を「切符を発行する」と考えれば、直訳は”issue your ticket”となりますが、この文脈ではこの表現は適切ではありませんでした。これは電車の乗客に向けたメッセージなので、乗客目線の行為にしなければなりませんが、切符を発行するのは鉄道会社のすることです。従って、「切符を入手する」と考えて”obtain your ticket”とするべきでした。
「~を参照する」は”refer to ~”が定番の表現なので、是非覚えておくとよいですね。
今回は以上です!!
フルーツフルイングリッシュがいいなと思った方は是非サービスを活用してみて下さい。