英語

【明快に解説】英文法を習得するための4つのステップ

今回は英文法を習得するために必要なステップを分かりやすく解説していきます。

日本語と全く異なる言語である英語を身につけるには英文法の学習は欠かせません。基礎中の基礎と言ってもよいでしょう。

英文法を習得することで、英語の仕組みが分かり、あなたの英語学習が加速するはずです。

最後にはおススメの参考書も紹介しているので、この記事を読んで、是非効率よく英文法を学んでいきましょう。

英文法はどのくらいのレベルまで習得するべき?

英文法の学習方法の前に、そもそもどのくらいの英文法を勉強するべきかを簡単に説明しておきます。

私が普段英語を使っている経験からすると、英文法は高校レベルまで身につけておけば十分です。英検でいえば2級、TOEICで言えば550~600点くらいのレベルです。

ここまでやっておけば、英語を使うのに文法で苦労することはありません。英語でニュースを見たり、youtubeを楽しんだり、ネイティブとの会話をすることは十分に可能です。

従って、英文法の学習が大好きでたまらない人以外は、高校レベルの英文法まできっちり身につけることを目標にしましょう。

英文法を習得するための4つのステップ

では、ここからいよいよ英文法を習得する流れをstep by stepで解説していきます。

①文法事項を理解する

まずは参考書などを使って文法の中身を理解するところから始めます。ここは純粋なインプットです。

例えば、三単現のsであれば、「主語が三人称で単数、かつ時制が現在であれば、動詞にsが付く」というルールを理解するということです。

参考書は文法事項単位で単元が区切られていますから、自分の分からない単元や自信の無い単元をピックアップして学習しましょう。

おススメの参考書は最後に紹介します。

②問題演習を行なう

学んだ文法事項の理解を深めるため、問題演習を行ないます。

穴埋めや単語の並べ替えなどいわゆる文法問題を解くということです。

参考書の選び方も最後にまとめますが、自分が学習した内容に対する演習を行なうのが望ましいので、参考書は問題演習付きのものを使うのがよいと思います。

間違えた問題に印をつけるなどして繰り返し演習を行ない、自信を持って解けるようになるまでやり込みましょう。

③英文を音読する

文法問題を解けるようになっただけでは、まだ文法をちゃんと理解したとは言えません。

読む・聴く・書く・話すという場面で文法を使いこなせるようにするためには、頭で理論的に理解するだけでなく、文法を体に染み込ませる必要があります。

そうするための有効な手段が音読です。

参考書や問題演習に出てくる英文を最低10回以上、違和感なく発音できるようになるまで声に出して読みましょう。

ここで1点注意事項があります。

音読は正しい発音をまねるようにしましょう。自己流発音で音読すると変なクセがついて、マイナス効果です。

従って、文法の参考書は音声が手に入るものを使うようにしましょう。

④学んだ文法事項を使って英作文をする

ここまでのステップで、あなたの文法に対する理解はかなり深まってきているはずです。

文法を完全に自分のものにするために、最後の総仕上げとして、英作文をおススメしています。なぜなら、実際にアウトプットをしてみることによって、さらに理解度が高まるからです。

英作文の内容は身の回りのことでも何でも構いません。とにかく学んだ文法事項を使ってみましょう。いざ使おうとすると、「あれ?」となることもあるので、そこで新たな学びが生じます。

もし、あなたの周囲に英語が得意な人がいれば、英作文をチェックしてもらうのが理想です。チェックを受けた結果、もし誤解していたところなどが見つかれば、参考書などで復習をして理解し直します。

「身近に英語が得意な人がいないけど、チェックはしてもらいたい!!」という方はオンラインの英文添削サービスを利用してみてもよいでしょう。

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英作文ではなく、英会話で文法を使ってみるのはダメなんですか?

もちろん会話で使ってみるというのもOKです。ただ、新しく学んだことをいきなり会話で使うのはハードルが高いので、まずは英作文から始めてみることをおススメしています。

英作文を通してアウトプットに慣れてくれば、会話でも使えるようになっていきます。

英文法の参考書の選び方

ここまでの内容を踏まえて、英文法の参考書の選び方をまとめてみましょう。

①自分のレベルに合ったものを選ぶ

英文法は高校レベルまで学んでおくとよいと言いましたが、英語学習初心者がいきなり高校レベルの英語参考書に手を出しても理解できずに苦しむことになります。

中学レベルに不安のある方は、まず中学レベルと銘打っている参考書を使ってみましょう。

自分が中学レベルの文法を理解できているかがよく分からないんですが・・・

中学レベルの英語が理解できているかどうかは、英検3級の問題を見てみれば判断ができます。英検3級の英文を見て、問題なく意味が取れるようであれば、中学レベルは理解できていると考えてよいでしょう。

英検3級の過去問はこちらから閲覧可能です。

また、高校レベルの中にもいろいろあるので、参考書を選ぶ際には注意しましょう。

難関私立大学試験向けの参考書などはマニアックな文法事項を扱っていたりするため、過剰な学習となってしまう可能性があります。

高校レベルからスタートする場合であっても、高校の標準的なレベルのものを使えば十分です。

②問題演習付きのものを選ぶ

これはすでに説明したとおりです。

文法事項を理解した後で、それに対応した問題演習を行なえるのが望ましいので、単元ごとに演習問題があるような参考書を使いましょう。

参考書と問題集が全く別のものだと、参考書で学んだ内容に対応した演習ができず、学習効率が下がってしまいます。

③音声が入手できるものを選ぶ

これもすでに説明済みです。

英文を音読する際の参考とするために音声を利用します。

自己流でよく分からないまま音読をして、変なクセをつけてしまうのは避けましょう。

おススメの英文法参考書

ここからはおススメの英文法参考書を具体的に紹介します。

こちらは、名前の通り、中学レベルの英文法が学べる参考書です。中学レベルに不安のある方は、まずこちらから始めてみるとよいでしょう。

ちなみに、こちらから無料会員登録をすると、この参考書の著者のオンライン講義を無料で視聴することができます。

先ほども述べましたが、自分が中学レベルを理解できているかどうかは、英検3級の過去問を見て問題なく英文が理解できるかどうかで判断してみましょう。

こちらは高校レベルの英文法の参考書です。高校で学ぶ英文法の基礎を身につけられるので、おススメです。もちろん問題演習や音声ダウンロードも可能です。

こちらも高校レベルの英文法の参考書です。こちらは参考書と問題集が別々になっており、2冊で1セットです。同じ著者の書籍ですので、参考書と問題集の内容は対応しています。

こちらは500ページ越えの分厚い参考書ですので、高校レベルの英文法を深く理解したい方におススメです。私も長年愛用している1冊で、文法を調べたいときに重宝しています。

ただし、音声が無いという大きな欠点があります。そのため、メインの参考書というよりは、辞書のように、深く調べたいときに参照するような使い方がよいでしょう。

ABOUT ME
keikesu
電気機メーカーのエンジニア、オフィス・工場向けIOTシステムエンジニアを経て、現在は大手のコンサルティングファームに在籍し、様々な組織のDXを支援するITコンサルタントをしています。 JDLA G検定・E資格を取得しているので、このブログではディープラーニング(主に資格試験関連)の基礎的な内容を投稿しています。